「今年の冬は歴史的な暖冬になりそうです」という話を、昨年秋にニュースで聞いた記憶があります。
「地球温暖化もあり、そろそろスタッドレスはいらない時代になるかなー」なんて思っていましたが、蓋を開けてみるとめちゃくちゃ寒日が続く。
そして、新年早々積雪があり、私の住んでいる地域でも「スタックした車(トラック)による大規模な交通渋滞」や「交通事故」が多発しました。
そして2月。
JPCZによる居座り寒波が発生し、ここ10年で記憶にないくらい積雪がありました。
なんだ、全然歴史的な暖冬じゃないじゃないか…
今回はそんな「冬の備え、スタッドレスタイヤのすすめ」について書いてみました。
「スタッドレスタイヤなんて、いるの?」と思っている方に一度読んでいただければ幸いです。
今回の寒波の原因、JPCZって何?
私は西日本の瀬戸内海側に住んでいるため、通常冬の時期でも雪が降ることはあっても積雪することは多くありません。
ただ、今年に入りそんな地域でも積雪を2回経験しました。
特に2回目の積雪は「ドカ雪」で、かなりの量の積雪がありました。

この原因がどうやら「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」と呼ばれるものでした。
これは大陸(シベリア)からの強い寒気による1000km程度にも及ぶ強い降雪帯のようで、特に日本海側や北陸地方で大雪を降らすものです。
車の上に20cm以上も雪が積もり、私の記憶では、少なくともここ10年はこんな積雪は経験していませんでした。
大雨を降らし洪水災害の原因となる「線状降水帯」の真冬バージョンといったところでしょうか。
これから地球は、このように激しい気象変化を繰り返していくのかもしれません。
スタッドレスタイヤって何?
スタッドレスタイヤは「低温でも硬くならず柔軟性を保つ特殊なゴムと、氷雪路を掴む深い溝により、冬の凍結・積雪路面で高いグリップ力を発揮する冬用タイヤ」です。

これは私のスイフトスポーツのスタッドレスタイヤの写真です。
そんなに積雪がない地域なので、安価なスタッドレスタイヤで十分なので「NANKANG製」のスタッドレスタイヤを選択しています。
溝が深く、タイヤを触るとゴムの柔らかさがわかります。
この柔らかいゴムが「凍結路面」「積雪路面」に食い込んで、グリップを発揮します。
注意点としては、普通の路面では通常のタイヤの方がグリックや燃費は良いです。
また真夏の暑い時期もこのタイヤを使用したままにしていると、路面の高熱のせいでタイヤが硬くなってしまい、劣化が早まってしまいます。
きちんと性能を発揮し、長く使用するためには「冬の時期限定の使用」にした方が良いです。
普通のタイヤとどれくらい違うの?
JAFのホームページによれば、凍結路面では25km/Hのスピードでも夏用タイヤとスタッドレスタイヤの止まるまでの距離(制動距離)は1.5倍違うそうです。
そんな低速で走ってしてもこれだけ違うので、もっとスピードが出ていれば…

例えば、スタッドレスなら10mで停止できるところが、夏用タイヤだと15mになります。
5m伸びると考えると、かなり怖いですね…
ちなみに積雪、凍結路面の夏用タイヤでの走行は法令違反になるようです。
都道府県道路交通法施行細則または道路交通規則では、積雪または凍結した路面での冬用タイヤの装着など、いわゆる防滑措置の義務が規定されています(沖縄県を除く)。これに違反すると、大型車7,000円、普通車・自動二輪6,000円、原付車5,000円の反則金が適用されます。
これをみても、やはり冬は冬用タイヤという選択をしておく理由がありそうです。
オールシーズンタイヤという選択もあり!?
基本的には、タイヤメーカーなどはオールシーズンタイヤは推奨していません。
その理由としては、積雪・凍結路面での制動距離が夏用タイヤとほとんど変わらないからのようです。
ただ、ほとんど雪が降らない地域などは、保管場所やタイヤ2セット購入の費用を考えると「オールシーズンタイヤ」という選択もありの気もします。
完全な夏用タイヤよりは、積雪などの時多少マシかもしれません。
「スノーフレークマーク」がついたオールシーズンタイヤは、「冬用タイヤ規制」の時でも走行できるようですので、もし検討する場合はその辺りもチェックした方が良さそうです。
最後に
スタッドレスタイヤは保険などと同じで、結局は「いざという時のために、備えておくかどうか」ということになります。
「頻度は少ないから私は別に不要」とするか、「いざという時に困るのは嫌だから備えておく」のかは個人の判断になります。
ただ、冒頭でも書きました通り、自分の車がスタックしたせいで交通渋滞になってしまったり、交通事故を起こしてしまうとかなり大迷惑ですし、事故の場合は取り返しがつかない事態になりかねません。
また、積雪・凍結路面の夏用タイヤでの走行は法令違反になる可能性もあるため、その点からも検討の余地がありそうです。
スタッドレスタイヤで積雪、凍結時の全てのリスクをゼロにすることはできませんが、ノーマルタイヤよりはかなり少なくすることができると考えられます。
これらを踏まえて、冬の時期の安全を考える機会にしていただければ幸いです。


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