
子供達も夏休みに入り、そろそろ蝉も鳴き始め「夏本番」といった感じでしょうか。
私たち夫婦も歳をとってきて、あまり「今年の夏は海行くぞー!」とか「花火大会行くぞー!」とならなくなってきました(元々出不精ではありますが)。
そんな中、地元の花火大会に行きたいと息子に言われたため夏を感じに行ってきました。
私が住んでいる地域では、コロナ禍をきっかけに中止になってしまった花火大会があります。主な原因はコロナというよりは、人口減少に伴う予算確保困難などが背景にあるのではないかと思います。
ちなみに今回行った花火大会は、15年くらい今の地域に住んでいますが「初めて」行きました。

花火大会といったら、中高生が集まる場所。今回も花火大会の会場には、8割が中高生と思われる若者ばかりでした(自分推測)。近年はこういうイベントも少なくなってきていますので、なんと若い活気が溢れていて「若いっていいなー」と思ってしまいました。こう感じることが、自分も歳をとったということですね。

初めて行った花火大会なので、どこに何があるかさっぱりわかりません。出店も、人が多すぎて購入を諦めました…笑
そして、花火が打ち上がるであろう場所に一番近い海ぎわに座って待つことにしました。

そこで花火が始まるまでにしばらく時間があり「かき氷食べたいなー」といったら、息子が「じゃ俺が買ってきてあげるわ」と買いに行ってくれました。
ところが10分経っても、20分経っても息子は帰ってきません。そして私が座っていた周囲にはどんどん人が増えてきて、さっきまで通路であった場所にもどんどん人が座り初めていました。
息子はケータイも持っていません。そもそもお祭りなど人が極端に密集すると、ケータイはほとんど繋がらなくなってしまいます。
そんなこんなで待ち侘びていた結果、35分くらい経過してようやくかき氷を買って帰ってきてくれました。
「ごめん、結構並んで溶けちゃったわ」

いやいや無事に帰ってきてくれただけでOKですよ。こんなに溶けてしまったかき氷でしたが、今まで食べた中で一番染み入る美味しさでした!
そして20時から打ち上げ花火が開始になりました。なんだか、こんなに近くで花火を見るのも非常に久しぶりな感覚でした。
そして時刻は20時15分。花火は一旦休憩で、しばらく落ち着いた感じになりましたがまだ終わりではありません。予定は21時までです。
「帰りの電車は何時だったっけ?」とふとケータイを見てみると、20時45分。その次は1時間後の21時45分までありません。別に翌日は休みなので遅くなっても構いませんが、私が疲れてもう早く帰りたい!
そして、最寄り駅までは2.2km離れています。時間的にそろそろ帰る準備をしたほうがいいかもしれません。
人混みをかき分けて、人が少ないところまで出て(これに約10分くらいかかる)花火を少し見ました。

電車の時間まであと20分しかありません。
そろそろ出発しようかとなり、歩いて少し離れるとケータイが使えるようになりました。Google Mapに所要時間を確認してみると25分。このままだと電車に間に合いません…。「しょうがない、バスか、駅で待つか…」と思っていましたが、息子に「走って行こう!」と言われ走り出しました。
なんとこの暗闇の暑い最中、走るとは思っても見ませんでした。真っ暗の中を走ること20分、ほぼ全力でした。汗びっちゃりになりながら、無事電車には間に合いました。こんなに辛いなら、駅で待っていたほうがマシだったとも思いました。
そんなこんなの花火大会は、良くも悪くも非常に記憶に残るものになりました。
もう多分、二度と行きたくありません。いや、時間には余裕を持って帰ることにします。
みなさま、今年も夏は激アツだと思いますが楽しみましょう!
