1−2年前に夜店で金魚すくいをして、金魚飼育をしてみて失敗し全滅しました。
今年、夏祭りで同様に金魚をもらってきて飼育してみて、失敗しまた全滅しました。
結局お世話をするのは全て私一人なんですが、やっぱりどうしても金魚飼育も成功したくて、後日改めて金魚を2匹購入し飼育を再挑戦しました。
事前に勉強し、水温な水あわせを慎重にして、エアポンプや濾過器も設置し、自分なりにはできることをやったつもりでした。
ところが。
2匹とも元気がなく、泳がないことが多く3日目くらいに出目金の方に「白い斑点」があることに気がつきました。注意してみると琉金の方にも少し出ていました。


白点病とは、「白点虫」という寄生虫が原因の病気でストレスや水質の悪化により発症し、治療しないといずれ衰弱死してしまいます。金魚の病気が全てこれなわけではありませんが、以前飼育に失敗した時は同様にこんな感じの斑点が出ていた記憶もあります。
この治療としては、調べてみると一番メジャーなものとしては「塩水浴」があります。
今回は、これに挑戦し何とかうまくいきましたので、具体的な実施方法やエサについても経験談を書いてみようと思います。
塩水浴の方法
金魚などの魚は水の中にいるため、常に浸透圧を調整し自分の体の水分量を調整しています。
一方で真水ではなく、塩水にすることにより「自分の体の外」の水の浸透圧が高くなるため、金魚など魚の体にたまった無駄な水分を排出する作用があります。
また塩水は雑菌なども繁殖しづらい環境であるため、病気の時の治癒や病気の予防として利用されることが多いようです。
我が家でも実際に今回の白点病に対して実施して見ました。
塩水の作成方法としては、
①物品の準備(バケツ、カルキ中和剤、塩、お皿とはかり、水換え用ポンプ)
→塩水浴は0.2〜0.5%が一般的で、最初は0.5%で実施しました。
②塩を準備します。バケツが5Lなので、25gの塩を準備します(写真は10gですみません)。

③交換用の水を5L準備し、指定の量カルキ中和剤を入れ、そこに塩を入れてよく混ぜます。

④水槽の水温をチェックし、できれば水温差が0.5ー1℃くらいになるよう調整します。
⑤水換え用のポンプを用いて、水を捨て水槽に塩水を入れていきます

⑥これを何度か繰り返すと、水槽内は塩水になります
塩水浴をする時の注意点としては、
- 餌はあげない、もしくは少量にする
- 水草などは塩水では枯れてしまいます
- 水が汚れやすい(バクテリアが繁殖しないため、逆に汚れやすくなる)ので毎日水換えが必要
- 実施期間は1−2週間が目安
となります。
やはりややめんどくさいですが、我が家はこれで元気になりました。

エサはこれ
あとは、これは今回の件に関係あったかどうかわかりませんが、塩水浴と同時に餌も変更しました。
金魚を購入したお店の方には、「フレーク型の浮くタイプの餌の方が断然良い!」と言われ、金魚の餌は浮くタイプのものにしていました。しかし、どうもあげてみるとうまくエサを食べていない。しかも沈下するのに結構時間がかかります。
ということで、沈下性のエサに変更しました。

これを1日2回、一回1匹あたり3粒を目安にあげています。
これをし始めてから、金魚は元気になりました。
ただ出目金は目が悪いのか、琉金に比べて餌の補足が下手でうまく食べることができていません。というか、琉金が沈下していくエサをいつも「パッ」と先に食べてしまうのですね。
それでちょっとあげ過ぎになりますので、プラ板で餌やりの時だけ仕切って出目金の餌が取られないように工夫しています。
まとめ
塩水浴を開始して、ずいぶん2匹とも元気になりました。
餌もよく食べるし、よく泳いでいるし、体もきれいになってきました。

今回この経験をして、むしろ1ヶ月に1回程度塩水浴をしてもいいのかなとすら思うようになりました。
やってみるとそんなに難しくもなく、金魚もとても元気になります。
もしやって見たことがなく金魚が元気がない場合には、挑戦して見てください。
皆様の参考になれば幸いです!